生理じゃないのに出血する原因は?放置Ngな病気と受診の目安を徹底検証について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
一口に不正出血と言っても、即座に処置が必要なものから経過観察が妥当なものまで様々です。医療機関の診断プロトコルを基に、出血のタイプ、臨床データ、推奨される対応を以下の比較表にまとめました。
項目・出血の型詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価排卵期出血
(中間期出血)女性の約10〜20%が経験。持続期間は1〜3日程度。出血量は少量(ティッシュに付く程度)。次回生理予定日の約14日前に発生。基礎体温は低温期から高温期への移行期。生理的現象のため原則治療不要。毎周期続く場合や4日以上続く場合は念のため検査を。機能性不正出血
(ホルモン異常)無排卵性月経の頻発率は思春期および40代後半で高率(プレ更年期の約30%に兆候)。生理周期が24日以下(頻発月経)または39日以上(希発月経)。ダラダラと1週間以上続く。ストレスや疲労が主因だが、放置すると貧血や不妊の原因に。ホルモン療法等の検討が妥当。着床出血
(初期妊娠関連)全妊婦のうち発現頻度は約8〜25%程度。決して全員に起きるわけではない。生理予定日直前(受精から約1〜2週間後)。茶色またはピンク色で1〜2日で消失。着床出血と思い込み異所性妊娠(子宮外妊娠)や初期流産を見落とす事例に注意。検査薬併用を。器質性良性疾患
(頸管ポリープ・筋腫)30歳以上の女性の約20〜30%に子宮筋腫が存在。頸管ポリープの悪性化率は0.1〜0.5%未満。性交後、激しい運動後、排便時の鮮血。筋腫では過多月経・強い生理痛を併発。ポリープは外来で短時間切除可能。筋腫はサイズと生活への支障度に応じて経過観察または手術。悪性腫瘍
(子宮頸がん・体がん)子宮頸がんは20〜30代で急増。子宮体がんは50代以降の不正出血の約10〜15%で発見。頸がん:接触出血・水様性悪臭帯下。体がん:閉経後の持続的褐色出血・鮮血。【最警戒】早期発見で完治率は格段に向上。定期検診未受診者の出血は直ちに専門医へ。