教育機関の真価は、パンフレットの美辞麗句ではなく、実際に机を並べた学生たちの生の声に宿ります。編集部が留学生コミュニティ、SNS、進路相談掲示板などを追跡・取材したところ、同校の持つ独特な特徴と現場の生々しい実態が浮き彫りになりました。
現場から寄せられた好意的な評価として際立っていたのは、「教員陣の生活指導と進路指導の粘り強さ」です。東南アジアや東アジア出身の卒業生からは、「市役所での住民登録や銀行口座の開設、病気になった際の病院への同行まで、職員が親身にサポートしてくれた」「系列校に進学した先輩が頻繁に学校を訪れ、リアルなアドバイスをくれた」といったエピソードが多数確認できました。教員と学生の心理的距離の近さは、大規模なマス教育を行う大都市圏の学校には見られない強みと言えます。
一方で、手放しの絶賛ばかりではありません。一部の在校生からは次のような現実的な指摘も上がっています。
「浜松は車社会なので、自転車移動が中心になる。東京のような華やかな繁華街を期待して来ると退屈に感じるかもしれない」
「出席率や提出物の管理が非常に厳しく、少しでも遅刻を繰り返すと厳重に指導される。アルバイト中心で稼ぎたい人には向いていない」
このように、遊びや短期間でのアルバイト収入を最優先したい学生にとっては、厳格な出席管理や地方都市特有の落ち着いた生活環境が「厳しさ」として映るケースもあります。しかし、この厳格な規律こそが、後述する高いビザ更新率や就職・進学実績の土台を支えているという二面性を見逃してはなりません。