原作であるONE氏のWEBコミック版と、村田雄介氏によるリメイク版を比較すると、残酷表現の方向性には大きな違いが見られます。
ONE版のオリジナルストーリーでも展開自体はハードですが、特徴的なシンプルな描線と独特のテンポによって、身体損壊があってもシュールレアリスム的な記号表現として受け止めやすい設計になっています。一方、村田版ではそのシチュエーションを徹底的な陰影と質感描写で肉付けして映像的に再構築しているため、同じイベントであっても読者が受けるグロテスク度合いが何倍にも跳ね上がっているのが特徴です。