暖簾をくぐった客を迎えるのは、一般的な焼肉店のような分厚いメニュー表ではありません。きみや奈良メニューに並ぶのは、実質的に「ヒレ肉(ヘレ)」と「シャトーブリアン」の2択のみです。ホルモンもカルビもロースもなく、最高級の赤身部位だけで勝負を挑む姿勢に、長年培われた圧倒的な自信が宿っています。
多くの訪問者が息を呑むのが、網の上で繰り広げられる実演です。一般的なステーキナイフではなく、店主の手元にあるのは2本のテーブルフォーク。火入れが進む巨大な赤身の塊にフォークを差し込み、繊維を解くように外側へと開くと、奈良きみやフォークで繊維がふわりとほぐれていきます。包丁で筋を断ち切る必要すらなく、肉質自体の尋常ならざる柔らかさと水分保持力があるからこそ成立する唯一無二の職人技です。
気になるきみや奈良値段と会計相場ですが、基本の1人前はなんと約400g(大判2枚相当)という豪快なポーションで供されます。仕入れ状況や等級によって若干の変動はあるものの、きみやシャトーブリアンを選んでも肉代金は1人あたり18,000円〜22,000円前後、ドリンクや追加のライスを含めた総合的な奈良きみや予算としては23,000円〜26,000円程度に収まるのが一般的です。都心のグランメゾンや高級肉割烹で同等級・同グラム数のシャトーブリアンを食せば5万円を下らない現実を考慮すると、肉質に対する原価還元率は驚異的といえます。