日本のバッグブランドや学校法人、アウトドアメーカーが中東の製造拠点とコンタクトを取る際、どのようなメリットと課題が存在するのでしょうか。最大の魅力は、アジア圏の主要工場とは異なる素材感や、質実剛健なステッチワークによる差別化製品の企画です。
一方で、国際取引を進めるにあたってはいくつかの実務的注意点が存在します。第一に、JIS規格や有害物質規制(RoHS/REACH等)への適合確認です。使用される染料や金属パーツの安全基準を日本の法規制に照らし合わせ、事前サンプルの段階で第三者機関による検査を実施することが欠かせません。
第二に、言語と商習慣の違いです。ペルシャ語および英語での仕様書作成、決済通貨の選定、地政学的リスクを考慮した輸送ルート(海運・航空便)のシミュレーションをあらかじめ行っておくことが、円滑なビジネス推進の鍵を握ります。