いま防災・安全装備産業が最も注力しているのが、スマートテクノロジーと融合した次世代型の防火服・個人用防護具(PPE)の開発だ。隊員の深部体温、心拍数、周囲の有毒ガス濃度をリアルタイムでセンシングし、危険水準に達する前に指揮本部へ警告を送るシステムの統合が進んでいる。
さらに、環境負荷を低減させるPFAS(有機フッ素化合物)フリーの撥水・撥油加工技術や、気化熱を利用したアクティブクーリング構造の研究も加速。ヘルメット、空気呼吸器、耐熱手袋、安全靴が隙間なく密閉・連動する「トータルプロテクション・システム」として再定義され、過酷な現場における隊員の身体的ストレスを最小化する試みが続いている。