旅行予約サイトや個人の岡崎ニューグランドホテルの宿泊記ブログを精査すると、宿泊客の満足度を決定づけている最大の要素は、圧倒的な「借景の力」であることが分かります。ホテルは岡崎公園に隣接する乙川沿いに位置しており、キャッスルビュー側の客室に入った瞬間、窓枠いっぱいに岡崎城天守閣と豊かな木々が広がります。「カーテンを開けた瞬間に家族から歓声があがった」「夕暮れ時にライトアップされる天守閣を部屋から眺めながら地酒を飲む時間が至福だった」という声が多数寄せられています。
特筆すべきは、ホテル最上階(9階)に備えられた岡崎ニューグランドホテルの展望大浴場です。三河エリアのシティホテルにおいて、最上階に本格的な大浴場を備えている施設は極めて希少です。ガラス張りの湯船に浸かると、まるで眼下に広がる乙川のせせらぎと岡崎城の森に溶け込むかのような浮遊感を味わえます。朝風呂の時間帯には、朝霧の中に浮かび上がる城郭を拝むことができ、大手ビジネスホテルチェーンの画一的な大浴場とは一線を画す情緒があります。
ただし、ブログやレビューを精査する上で見落としてはならない注意点もあります。それは「すべての客室がキャッスルビューではない」という点です。シティビュー(街側)の客室を予約した場合、望めるのは市街地や住宅街の景色となります。「城が見えると思って泊まったのに反対側だった」というミスマッチを防ぐためにも、予約時は必ず部屋タイプに「城側」「キャッスルビュー」の明記があるかを確認することが不可欠です。