「エレベーターや満員電車、MRIで息苦しさを感じていませんか?」という疑問に対し、医学的な観点から客観的なリスクを測るツールを用意しました。以下の10項目は、臨床現場で用いられる質問票や診断基準をベースに編集部が作成した閉所恐怖症セルフチェックシートです。直近6カ月間のご自身の状態に照らし合わせ、当てはまる項目の数を数えてみてください。
この閉所恐怖症重症度テストの結果判定は以下の通りです。
- 該当が0〜2個(低リスク・軽度):現時点では病的な閉所恐怖症の可能性は低めです。誰しも狭い空間に対して本能的な警戒心を抱くことがあり、一時的な疲れや睡眠不足が影響しているケースが大半です。
- 該当が3〜5個(中等度):閉所に対する感受性が高まっており、特定のトリガー(MRIや超満員電車など)でパニック発作を引き起こす危険性があります。セルフケア技術の習得や、事前の環境調整が必要です。
- 該当が6個以上(重度・要受診レベル):日常生活や仕事に明確な制限が生じています。心療内科や精神科での正式な診察を受け、医学的な治療計画を立てることが推奨される段階です。
米国精神医学会の診断マニュアル(DSM-5-TR)における心療内科の診断基準では、「特定の対象または状況(この場合は閉ざされた空間)に対する顕著な恐怖または不安」「その状況はほとんど常に恐怖を誘発する」「その恐怖が実際の危険と釣り合わないほど過剰である」「通常6カ月以上持続し、社会的・職業的に著しい苦痛を与えている」といった要件を満たす場合、限局性恐怖症として正式に診断されます。