条件を満たしており、親の扶養から外れることを織り込み済みで控除を受ける場合の手続き実務を解説します。
年末調整での書き方(扶養控除等申告書)
アルバイト先から秋口に配られる「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の右下付近にある「勤労学生」欄に必要事項を記入します。
- 勤労学生欄にチェック:「勤労学生」の項目にレ点を入れます。
- 学校名・入学年月日の記入:在学している大学・学校名、学部学科、入学年月日を正確に記入します。
- 所得の見積額:その年の1月1日〜12月31日までの給与収入から55万円を引いた「見積所得金額」を記入します(例:年収120万円予定なら「65万円」)。
- 勤労以外の所得:株や副業などの所得がなければ「0円」または「なし」と記入します。
- 証明書の添付:専修学校や各種学校生の場合、学校から発行された「勤労学生控除証明書(専修学校等)」の原本を裏面に添付します(大学・高校生は学生証の提示のみで添付不要なケースが一般的です)。
年末調整に間に合わなかった・掛け持ちの場合の確定申告
バイト先で年末調整を出せなかった場合や、2カ所以上でアルバイトを掛け持ちしている場合は、翌年2月16日〜3月15日の間に所轄の税務署へ確定申告を行います。 現在は国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用すれば、スマートフォンとマイナンバーカードを使って自宅から簡単にe-Tax送信が可能です。画面の案内に沿って源泉徴収票の数値を入力し、「勤労学生控除」の項目を選択して学校名等を入力するだけで完了します。給与からあらかじめ源泉徴収(天引き)されていた所得税があれば、指定した銀行口座に還付金として振り込まれます。