通信機器周りで最も混同されやすいのが、モデム、ONU、ルーター、ホームゲートウェイの4つです。名称は似ていても、担っている役割は明確に分かれています。
まず押さえておきたいのがモデムとONUの違いです。モデムがアナログ電気信号を変換するのに対し、光回線終端装置(ONU)は光ファイバーを通ってくる「光信号」とパソコン用の「デジタル電気信号」を変換します。つまり、ADSLやCATVで使うのがモデム、光回線で使うのがONUです。光回線を利用している家庭にある機器は、厳密にはモデムではなくONUと呼ばれます。
次に、モデムとルーターの違いを確認しましょう。モデムやONUはあくまで「信号を変換して1本の回線を使えるようにする機器」に過ぎず、そのままでは1台のパソコンしか有線接続できません。これに対し、ルーターは1本の回線を枝分かれさせ、スマートフォン、タブレット、PC、スマート家電など複数の端末へ同時にIPアドレスを割り振って通信を交通整理する機器です。
さらに、NTTなどの光回線契約時に提供されるホームゲートウェイとの違いにも注目してください。ホームゲートウェイは、ONUの機能に加えて「ひかり電話対応ルーター」や「Wi-Fi機能」が最初から1つの筐体に統合された多機能複合機です。機器の台数を減らして配線をすっきりさせたい場合に広く導入されています。