第1104話のハイライトは、何と言ってもバーソロミュー・くまによるサターン聖への渾身の殴打です。サターン聖の冷酷な能力によって捕縛され、死を覚悟したボニーの眼前に現れたくまは、かつて世界政府によって仕掛けられたはずの完全停止スイッチを凌駕し、意志の力だけで肉体を駆動させました。
武装色の覇気を纏った巨大な拳がサターン聖の顔面に直撃した描写は、まさに数十年にわたる抑圧と絶望に対する魂の報復です。サターン聖は建物を何棟も突き破るほどのダメージを受け、五老星の絶対的な権威に初めて明確な亀裂が入りました。科学的な制御をも超越したこの現象は、ベガパンク自身も「愛の力としか説明がつかない」と驚愕の表情を浮かべています。