エアコンの羽(風向フラップ)の取り外しで最も避けたいのは、固定用ツメやモーター連結部のプラスチック破損です。作業に取り掛かる前に、プロの清掃業者も必ず実践しているエアコンルーバーツメ破損防止のコツと3つの安全原則を押さえておきましょう。
第1の鉄則は、必ず電源プラグをコンセントから抜く(または専用ブレーカーを落とす)ことです。運転停止直後や通電状態のエアコンは、内部のステッピングモーターがフラップを定位置で強力に保持しています。この状態のまま手で無理に動かすと、内部のギアが欠けてフラップが自動で動かなくなる重大な故障につながります。コンセントを抜き、羽が完全にフリー(手で軽く動く状態)になってから作業を始めてください。
第2の鉄則は、「中央支持部」から先に外すことです。エアコンの羽は一般的に、中央の支えと左右の軸の合計3〜4箇所で固定されています。いきなり端のモーター軸から引き抜こうとすると、テコの原理で中央のツメに強烈な負荷がかかり、一瞬で折れてしまいます。まずは中央の固定具をたわませて外し、その後に左右を外すのが基本ルートです。
第3の鉄則は、冬場や室温が低い環境では作業を避ける点です。プラスチック(ABS樹脂など)は気温が低いと柔軟性を失い、少し曲げただけでパキッと割れやすくなります。寒い季節に作業を行う場合は、事前に部屋を少し暖めるか、エアコン本体の樹脂が冷え切っていない状態で作業を進めると安全性が飛躍的に高まります。