1996年8月、13歳で事務所に入所した相葉雅紀は、瞬く間に激動の「ジャニーズJr.黄金期」へと身を投じることになります。当時のJr.は単独で東京ドーム公演を成功させ、冠レギュラー番組を複数抱えるなど、デビュー組に匹敵する社会現象を巻き起こしていました。滝沢秀明や今井翼、渋谷すばるら全国区の人気を誇るスターがひしめく中で、相葉雅紀もまた中心メンバーの一角として頭角を現します。
その存在感を決定づけたのが、1997年放送の日本テレビ系相葉雅紀 昔 ドラマの代表格である『ぼくらの勇気 未満都市』でした。KinKi Kidsが主演を務め、最高視聴率20%超を記録した本作で、相葉雅紀は物語のキーパーソンとなる少年「アキラ」役を好演。松本潤演じるモリとともに、荒廃した街を生き抜く少年を熱演し、役者としての瑞々しい才能を世に見せつけました。当時の映像を振り返ると、無駄な贅肉が一切ない細身のシルエットと、切迫した演技の中で見せる純真な瞳が強烈なコントラストを生み出しています。
その後、松本潤、二宮和也、生田斗真とともに結成されたユニット「MAIN」での活動など、常にスポットライトを浴びていた相葉雅紀。しかし、華やかな表舞台の裏側では、学校生活と毎日のダンスレッスン、週末の地方公演に追われる過酷な日々が続いていました。テレビ局のリハーサル室で床に倒れ込むように仮眠を取り、泥のように眠りながらもステージに立ち続けた経験が、彼のタフな精神基盤を育むことになります。