ネパール語の学習にあたり、初学者が陥りやすい誤解が2点存在します。1点目は「文字の習得が必須」という思い込み、2点目は「首の動きに関するジェスチャーの誤読」です。
ネパール語はデーヴァナーガリー文字(ヒンディー語などと同じ文字体系)で表記されますが、旅行や初級の日常会話を目指す段階で文字の書き取りから入ると、挫折率が跳ね上がります。最初のステップでは、ローマ字やカタカナ表記をベースに音声を耳からインプットする方がはるかに学習効率が高くなります。
また、対面コミュニケーションにおける最大のトラップが「首をかしげるジェスチャー」です。ネパール文化では、首を左右に軽く傾ける仕草は「了解・YES(肯定)」を意味します。日本人の感覚では「迷っている・NO(否定)」に見えてしまうため、現場で「断られた」と誤認してしまうケースが頻発しています。言葉だけでなく、文化的文脈を正しく把握しておくことが重要です。