世界中の絶叫ファンから「地球上で最も恐ろしい滑り台」として名指しされるのが、ブラジル・フォルタレザ近郊のビーチパーク(Beach Park)にそびえ立つインサーノ(Insano)です。1989年の開設以来、数々のギネス記録や海外メディアの特集でトップに君臨し続けています。
インサーノの最大の特徴は、その圧倒的なスケールと滑走角度です。高さはビル14階に匹敵する地上41メートル。スタート地点に立つと足元のレールが視界から消え、まるで空中へ身一つで投げ出されるような錯覚に陥ります。滑走が始まると、わずか4〜5秒で時速約105kmに達し、背中がスライダー面から数センチ浮き上がる「ゼログラビティ(無重力)」状態を体験することになります。
現地で体験した日本人旅行者の手記には、「スタート合図とともに床が消えたように感じ、息を吸う間もなく水しぶきと風圧で視界が奪われた。恐怖という感情すら追いつかない一瞬の出来事だった」と生々しい証言が残されています。
さらに、同じくブラジルの「アルデイア・ダス・アグアス・パークリゾート」にあるキリマンジャロ スライダー(Kilimanjaro)は、人工の丘を削り出して作られた高さ49.9メートルを誇り、生身で滑るボディースライダーとして世界一高い滑り台の場所として知られています。どちらも一歩間違えれば大怪我につながる極限の構造美を持っています。