庁舎1階の総合窓口に足を踏み入れると、以前のような申請書を前に首を傾げる来庁者の姿はほとんど見当たらない。2026年1月から全面的に運用が始まったオンライン事前申請システム「どこでも知立手続き」のおかげだ。
来庁前にスマホでマイナンバーカードを読み込み、簡単な質問に答えておくだけで専用のQRコードが発行される。窓口でそのコードを端末にかざせば、住所や氏名があらかじめ印字された書類が即座に作成される仕組みだ。「引っ越しシーズンは30分待ちが当たり前だったけれど、今は5分もかからない」。住民票を取りに訪れた30代の会社員男性は、あっけらかんとした表情で語ってくれた。