福岡市役所が主導し、高島宗一郎市長の号令のもとで進むツインタワー構想「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」。都心部の容積率緩和によって超高層オフィスが次々と立ち並び、街の表情は急速に刷新されている。だが、その激しい都市再開発の波は、オフィス街を取り囲む居住区のパワーバランスをも塗り替えた。
博多駅周辺の地価高騰と商業地化に伴い、職住近接を求めるビジネスパーソンやクリエイターが目をつけたのが隣接する美野島だ。「博多まで自転車で5分、歩いてもすぐ。それでいて喧騒から一本引いた落ち着きがある」。オフィスビルの谷間から抜け出し、日々の暮らしの匂いが残る場所を求める層が、雪崩を打つようにこのエリアへ拠点を移している。