シリーズ全編を通して数多くの名勝負や感動劇が描かれてきましたが、ファンの支持が圧倒的に集中するヒロアカ名シーン神回には、キャラクターの生き様と劇的な感情の発露という共通項が存在します。国内外のレビュー動向や反響を精査したトップ5の軌跡を辿ります。
第1位:オールマイト vs オール・フォー・ワン「次は、君だ」
神野の悪夢において、残り火となったワン・フォー・オールの力を振り絞り、宿敵を打ち倒したオールマイト。拳を掲げた彼がカメラの向こうへ向けた一言は、世界への宣言であると同時に、愛弟子であるデクへの託生でした。ヒーローの時代の終わりと継承を告げる、文句なしの最高到達点です。
第2位:爆豪勝己の贖罪と謝罪「今まで本当に、ごめん」
最終章の黒いヒーロー編、孤独に戦い心身ともに限界を迎えていたデクに対し、かつて彼を見下し拒絶していた爆豪が頭を下げた瞬間です。初期からのいじめや葛藤、劣等感を乗り越え、対等な存在としてデクを認めたこの場面は、連載開始当初からの最大のカタルシスとしてファンを号泣させました。
第3位:轟焦凍の覚醒「轟焦凍:オリジン」
雄英体育祭における緑谷出久との死闘。「君の!力じゃないか!」というデクの魂の叫びを受け、父・エンデヴァーへの反発から封印していた左側の炎を解放した名場面です。自らの過去と呪縛を打ち破ったこのエピソードは、今なお轟焦凍オリジン名シーンとして根強い人気を誇ります。
第4位:通形ミリオ(ルミリオン)の不屈の防衛戦
死穢八斎會編で個性を失う銃弾を受けながらも、幼い壊理を守るために生身でオーバーホールと戦い続けたルミリオン。「個性を失っても、ルミリオンは死んでいなかった」というナレーションとともに繰り広げられた死闘は、真のヒーロー像を体現した屈指の泣ける場面です。
第5位:デク闇落ちと1-Aクラスメイトの救済
すべてを一人で背負い込み、異様な姿へと変貌したデク闇落ち名シーン。彼を連れ戻すために全力で立ち向かったA組の仲間たち、そして麗日お茶子が避難民に向けて放った魂の演説は、本作が提示する「誰もが誰かのヒーローになれる」という核心を強烈に描き出しました。