生物の体色変異には、アルビノやメラニズムのほかに「白変種(リューシズム)」と呼ばれるタイプも存在します。これらは混同されがちですが、医学・生物学的な定義は明確に異なります。
1. アルビノ(先天性色素欠乏症):
メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)が先天的に機能せず、体毛や皮膚だけでなく瞳のメラニンも完全に欠落します。血管が透けて見えるため、瞳が赤やピンク色に見えるのが最大の特徴です。
2. 白変種(リューシズム):
メラニンを作る能力自体は保持しているものの、色素が体表に沈着するプロセスの異常で白くなった個体です。ホワイトタイガーや白ライオンが有名で、瞳の色は青や黒など通常の色を保つため、アルビノとは明確に区別されます。
3. メラニズム(黒化症):
白化する前述の2つとは真逆で、メラニン色素が異常増殖・過剰沈着した状態です。瞳は黒や濃褐色を呈し、視力障害などは伴わないケースが一般的です。