筋トレ界隈で最も誤解と論争が絶えないのが、スミスマシン重量計算の真相です。フリーウエイトのベンチプレス台が空いていない際、代替種目としてスミスマシンを利用するトレーニーは多いものの、両者の重量は決してイコールにはなりません。
スミスマシンのバーの重さを特定する際、確認すべきポイントは以下の2点に集約されます。
- カウンターバランス(滑車と錘)の有無:フレーム内部にワイヤーと錘が組み込まれたマシンは、シャフトから手を離してもバーが空中で静止するか、ゆっくりとしか落ちません。このタイプは初期抵抗値が約2.3kg〜5kg程度まで打ち消されています。
- ガイドレールの傾斜角度:垂直に上下するストレート型に対し、近年の人間工学に基づいたマシンは「7度前後の傾斜」がつけられています。軌道が斜めになることで重力ベクトルが分散され、バーベルの押し出しに必要な力線が変化します。
マシン本体のフレーム下部や警告ステッカーには、メーカー公式の「Starting Resistance(初期抵抗値)」が明記されています。例えばLife Fitness製スミスマシンの場合、「Starting Weight: 20 lbs (9.1 kg)」やバランサー付きモデルで「15 lbs (6.8 kg)」と記載されているケースがあります。何もプレートを付けていない状態の負荷を正確に知るには、このステッカーを確認するのが唯一の確実な手段です。