為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証

為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証

為替ヘッジなしとは?ありとの違いや円安・円高の損益を徹底検証の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

投資家にとって最大の関心事は、為替ヘッジありなしどっちを選ぶべきか、そして為替相場の変動によってどちらが有利になるのかという点です。為替ヘッジありと為替ヘッジなしの決定的な違いは、「為替レートの変動を遮断するか否か」に尽きます。

為替ヘッジ円安円高影響を整理すると、相場の向きによって損益の出方は正反対の結果をもたらします。円安が進む局面では、為替変動がそのまま利益として上乗せされる為替ヘッジなしが圧倒的に優位です。一方で、急速な円高局面においては、為替変動の影響を契約で固定している為替ヘッジありのほうが、資産の目減りを防ぐ防波堤として機能します。

両者の具体的な特性と数値面の違いを以下の比較表にまとめました。

項目為替ヘッジなし為替ヘッジあり編集部の見解・評価円安局面での損益大幅プラス(為替差益を享受)恩恵なし(為替差益は得られない)円安トレンドではヘッジなしの独壇場となる円高局面での損益マイナス要因(為替差損が発生)影響なし(資産価値を防御)急激な円高ショック時はヘッジありが一時的に強みを発揮保有コストの負担為替ヘッジコストはゼロ(信託報酬のみ)2国間の短期金利差相当分が日々差し引かれる金利差が大きい時期はヘッジコストが極めて重い足かせに主な対象ファンド例eMAXIS Slim 全世界株式、S&P500など大半の株式投信先進国債券型ファンド、為替リスク回避型バランス投信リターンが比較的小さい債券投資ではヘッジありが検討される純資産総額・人気度市場シェアの圧倒的多数(9割以上)一部の債券ファンドや限定的ラインナップ新NISAの積立枠ではヘッジなしが事実上の業界標準

このように、為替ヘッジありなし違いは単なるリスクの大小ではなく、金利差や将来の為替トレンドに対するトレードオフの関係にあります。表面上のリスク防御だけでなく、後述する見えない維持コストを理解することが選定の鍵を握ります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。