『ドラえもん』の歴史を語る上で欠かせないのが、1979年のテレビ朝日版以前に存在した1973年の日本テレビ版(初代)の存在です。大山期を初代と誤解している視聴者も多いため、歴代の変遷を整理して比較します。
歴代声優の変遷で特筆すべきは、肝付兼太氏が初代日テレ版ではジャイアンを演じ、テレ朝版でスネ夫へとスライドした点です。また、初代ドラえもんは当初、富田耕生氏による「世話焼きなおじさん」のような渋いトーンで演じられ、番組後半で野沢雅子氏へと交代した経緯があります。今日一般に広く認知されているドラえもんの性格設計や母性的なキャラクター像は、大山氏が26年かけて構築した功績といえます。