被害を即座に不正利用と断定する前に、まず冷静に確認すべきポイントがある。「覚えがない」と感じる決済の裏には、意外な見落としが潜んでいることが多い。
第一に、サブスクリプションの解約忘れだ。「初回1ヶ月無料」のアプリを登録し、そのままアプリを削除しただけで解約した気になっていないだろうか。アプリのアンインストールだけでは定期購読は解除されず、更新日に自動で「アップルサービスに支払い」としてPayPayから引き落とされる。
第二に、Appleアカウントの「請求名と反映のタイムラグ」だ。App Storeでの購入履歴と実際にPayPay残高から引かれるタイミングには、数時間から数日のズレが生じることがある。数日前に買ったゲームのアイテム代金が、忘れた頃に通知されて「身に覚えがない」と勘違いするケースも多い。
第三に、家族や子供による利用だ。同じApple IDを家族で共有していたり、「ファミリー共有」を設定している場合、子供が親に黙ってゲーム課金を行った金額が、代表者のPayPayに請求される。