人間には体内時計(サーカディアンリズム)の働きにより、午前2時から4時だけでなく、午後13時から15時前後に覚醒度が自然と落ち込む生理的サイクルが備わっています。これに加えて、昼食による血糖値の急激な乱高下(グルコーススパイク)や、会議室内の換気不足に伴う二酸化炭素濃度の急上昇が重なることで、抗いがたい眠気のアタックが発生します。
特に高速道路の直線を走行している際や、薄暗いプロジェクター室で行われるプレゼンテーションでは、脳への視覚的・体性感覚的な刺激が激減します。大脳皮質を覚醒状態に保つ「上行性網様体賦活系」の活動が急激に低下し、脳は睡眠モードへと傾いてしまうのです。この脳のフリーズを物理的なシグナルによって強制覚醒させる唯一の即効手段が、末梢神経をダイレクトに刺激するツボ押しです。