四日市とんてき発祥「来来憲」の真実!本店とまつもとの違いと攻略法

四日市とんてき発祥「来来憲」の真実!本店とまつもとの違いと攻略法

四日市とんてき発祥「来来憲」の真実!本店とまつもとの違いと攻略法の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

四日市とんてきの歴史を語る上で、外すことができない人物が「来来憲」の創業者である故・下村憲弘氏です。昭和30年代、高度経済成長期を迎えた四日市は国内屈指の石油化学コンビナートの街として急拡大していました。昼夜を問わず過酷な現場で汗を流す労働者たちに向けて、「安くて栄養価が高く、最高にスタミナがつく豚肉料理を提供したい」という情熱から誕生したのが、現在のとんてきの原型です。

当時の一次証言や記録によると、創業者は豚ロース肉の分厚い一枚肉に深く切り込みを入れ、ラードで一気に蒸し焼きにする調理法を考案しました。この独特の切れ込み形状が野球のグローブに似ていることから、のちに「グローブ焼き」の愛称で親しまれるようになります。ウスターソースをベースに独自配合した秘伝の黒タレ、惜しげもなく投入される丸ごとのニンニク、そして肉汁を受け止める山盛りの千切りキャベツ。この黄金の三位一体こそが、今日まで受け継がれる四日市とんてきの絶対的フォーマットとなりました。

元々は町中華の一品料理として提供されていた豚肉のステーキが、口コミで現場労働者から一般市民へと爆発的に広がり、やがて四日市市を代表するB級グルメの頂点へと登りつめたのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。