Q1:妊娠9週のエコーで心拍が確認できれば、もう流産の心配はほとんどありませんか?
A1:医学的に「流産リスクがゼロになる」時期は存在しませんが、妊娠9週時点で力強い心拍(160bpm前後)が確認できた場合、流産率は約2〜5%程度まで急激に低下します。妊娠初期の最難関である器官形成の土台を無事に突破した証拠であり、過度な心配を抱える必要性は極めて低くなります。
Q2:エコー写真に映る白くて丸いリング(卵黄嚢)が以前より小さく見えます。大丈夫でしょうか?
A2:全く問題ありません。卵黄嚢は胎盤が完成するまでの間、胎芽に栄養を供給する仮設の「お弁当箱」です。妊娠9週から10週にかけて胎児自身の循環系と初期胎盤が接続し始めると、卵黄嚢はその役目を終えて自然に退縮・吸収されていきます。縮小していくのは成長が極めて順調に進んでいる確固たる証拠です。
Q3:経腟エコーからお腹の上からあてる「経腹エコー」にはいつ切り替わりますか?
A3:多くの医療機関では、子宮が骨盤腔から恥骨の上へとせり出してくる妊娠11週〜13週(妊娠4ヶ月前後)を目安に経腹エコーへ移行します。妊娠9週時点では、まだ子宮が鶏卵より少し大きい程度で骨盤深部にあるため、子宮のすぐ近くまでプローブを近づけられる経腟エコーの方が圧倒的に高精度な画像を得られます。