数多の子連れ宿泊レポや個人の宿泊記ブログを精査すると、宿泊者の心を鷲掴みにしている仕掛けと、改善要望が集まるポイントが鮮明に見えてきます。
圧倒的な高評価を集めているのが、客室内に備え付けられた金庫型の「トレジャーボックス(宝箱)」です。室内に隠されたヒント(クイズシート)を解き明かして4桁の暗証番号を入力すると、重厚な扉が開き、中から限定のレゴブロックセットが現れます。親の手を借りずに自力で謎を解いた子どもの達成感は極めて高く、この体験だけで宿泊代金の元が取れたと語る家族が少なくありません。
また、持ち帰り可能なアメニティの独自性も見逃せません。洗面所に用意された特製アメニティボックスには、レゴのフィギュアが描かれた歯ブラシ、ボディウォッシュ、スリッパなどが並び、パッケージごと記念品として自宅へ持ち帰ることができます。消耗品としての使い捨てではなく、「旅の記憶を持ち帰るメディア」として設計されている点が現代のファミリー需要に合致しています。
一方で、朝食ビュッフェの口コミに関しては評価が分かれる傾向にあります。会場となる「ブリックス・ファミリー・レストラン」では、レゴブロックの形をしたフライドポテトや色鮮やかなパン、子どもが自分で取れる低めのキッズカウンターなど、視覚的な楽しさは満点です。しかし、提供される料理の味付け覚醒度や調理クオリティは「平均的な大型ファミレスの水準」にとどまり、地産地消の美食や割烹料理のような繊細さを期待すると肩透かしを食らうことになります。あくまで「朝から子どもが笑顔で完食できる体験空間」と割り切って利用するのが賢明です。