連載から年月を経た今、SNSや主要レビューサイト、ファンのコミュニティにおける作品の評価はどのようなものなのでしょうか。ネット上の膨大な声を多角的に分析すると、驚くほど一貫した傾向が浮かび上がります。
💬 ネット上の生の声・ファンの熱量分析- 「子どもの頃は技のカッコよさに憧れ、大人になった今は各校の人間ドラマと監督・キャプテンの葛藤に涙している」
- 「新テニのトンデモ描写ばかりバズるけれど、コマ割りや視線誘導、見開きの爆発力は少年漫画界トップクラスの画力」
- 「無印の関東大会決勝(青学vs立海)から全国大会準決勝(青学vs四天宝寺)あたりの緊張感は、何度読み返しても鳥肌が立つ」
歴代の名勝負人気投票において、常に圧倒的な支持を集め続けるのが「跡部景吾 vs 手塚国光」(関東大会1回戦)です。自らの腕の故障を承知でチームのためにラケットを握り続ける手塚と、その覚悟を正面から受け止め、持久戦(タイブレーク)へと引きずり込む跡部。エゴと責任感が極限状態でぶつかり合ったこの試合は、スポーツ漫画史に刻まれる名局として今なお語り草となっています。
また、強さランキングの議論もコミュニティを活性化させる恒例のテーマです。無印終盤における頂点格(越前リョーマ、幸村精市、手塚国光、遠山金太郎)から、『新テニ』では平等院鳳凰、鬼十次郎、徳川カズヤといった規格外の高校生上位陣、さらには世界最強のスイス代表アマデウスやドイツ代表ボルクといった「世界ランカー」へとインフレが進行。考察勢による戦力議論が絶えない点も、緻密に練られた特殊能力設定の賜物と言えるでしょう。