赤井英和邸を語る上で欠かせないのが、長年語り継がれてきた「総工費8億円の超豪邸」というフレーズです。映画『どついたるねん』での俳優デビュー以降、主演作が相次ぎ、CM出演でも引っ張りだこだった平成初期、破竹の勢いを象徴するステータスシンボルとしてこの大豪邸は新築されました。
この「8億円」という金額の内訳について、芸能関係者の取材記録や当時の地価公示価格を照らし合わせると、成城の一等地における約140坪の土地取得費用だけで数億円を要しており、そこに地下掘削工事や特殊な構造計算を伴う建築費が上乗せされた結果、総額としてその規模に達したと考えられます。ただし、後のバラエティ番組出演時や妻・佳子さんの談話によれば、住宅ローンの返済や実際の建築本体価格については、誇張されたメディア表現をユーモア交じりにたしなめる場面もあり、実態としては「土地・特注設備・内装を含めた総事業費」として8億円規模という見方が妥当です。
間取りは地下1階・地上2階建てで、延床面積は約170坪に及びます。特筆すべきは、赤井さんのバックボーンを色濃く反映した専用設備の数々です。
- 地下本格トレーニングジム:プロボクサー時代の情熱を忘れないために設置された、特注のサンドバッグやウエイトトレーニング器具が並ぶ専用スペース。現在も日々の健康維持や体力づくりの場として機能しています。
- 特注の室内温水プール:自宅内にプライベートプールを完備するという、当時の芸能界でも指折りの豪華仕様。しかし、莫大なボイラー代や湿度管理、定期的なメンテナンスの手間から、後年になって「ほとんど泳ぐことがなくなった」と佳子夫人がメディアで明かしています。
- 広大なリビングと吹き抜け空間:大勢の後輩や知人を招いて宴会を開くことを好む赤井さんの気質に合わせた、開放的でダイナミックな居住空間。
豪邸の設備と一般的な高級住宅のスペックを客観的に比較すると、その規格外のスケールがより鮮明に浮かび上がります。