便の色で判る病気の危険サイン!黒・白・赤の受診目安と見分け方

便の色で判る病気の危険サイン!黒・白・赤の受診目安と見分け方

便の色で判る病気の危険サイン!黒・白・赤の受診目安と見分け方の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

黒や赤のような鮮烈な異常色ではないものの、トイレで緑色や黄色の便を目撃して戸惑うケースも少なくありません。これらの色調変化には、生理的な要因と病的な要因の双方が混在しています。

便の色が緑色になる理由の多くは、腸の通過速度の異常です。胆汁に含まれるビリルビンは、腸内をゆっくり移動しながら酸化を受けて茶色へ変わりますが、食中毒や暴飲暴食による激しい下痢、過敏性腸症候群の発作などで便が腸内をハイスピードで通過すると、酸化前の緑色色素(ビリベルジン)がそのまま排出されてしまいます。また、スピルリナやクロレラ、青汁などの葉緑素を豊富に含む健康食品を大量摂取した際にも、無害な緑色便が見られます。

一方で、便の色が黄色と肝臓の関係も見逃せません。便が明るい黄色〜レモン色に近い色合いで、かつ水面に油が浮いたようにギトギトしている場合、これは「脂肪便」と呼ばれます。肝臓での胆汁酸生成不足や、膵臓から分泌される消化酵素(リパーゼ)の働きが低下すると、食事中の脂質を正常に乳化・吸収できず、便中にそのまま排泄されてしまいます。慢性膵炎やアルコール性肝機能障害、セリアック病などの小腸疾患が隠れているケースがあり、慢性化している場合は精密な血液検査が必要です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。