「言ってないセリフ」でありながら、このフレーズは日本のポップカルチャー界全体へ凄まじい波及効果をもたらしました。様々なギャグ漫画やアニメ作品において、探偵パロディの定番フォーマットとして公式にオマージュされています。
代表的な例として、『銀魂』や『ポプテピピック』をはじめとする数々のギャグ作品で、キャラクターが粉末を舐めて倒れたり、ボケとして「ペロッ……青酸カリ!」と叫ぶ演出が何度も描かれてきました。商業アニメやバラエティ番組、ゲームの実況配信などでも当たり前のようにパロディ化されたことで、元ネタを知らない若い世代にも「有名な探偵のお約束ギャグ」として浸透しています。
本編のセリフ改変から始まったネット上の悪ふざけが、メディアの垣根を越えて集合知的な「共通言語」へと昇華した好例と言えるでしょう。