レタリングタトゥー、特にファインラインの施術において最も注意すべきなのが「経年によるインクのにじみ(ブローアウト)」だ。人間の皮膚は代謝を繰り返す生き物であり、時間の経過とともに線がわずかに太くなる現象は避けられない。
施術直後の美しい繊細さを長く保つためには、彫師の技術力はもちろん、施術後の正しいアフターケアが欠かせない。UVカットによる日焼け対策や、徹底した保湿ケアがインクの拡散を防ぐ。また、文字同士の間隔(カーニング)を極端に詰めすぎないデザイン案をアーティストと相談して決めることが、数年後の美しさを保証する知恵だ。