会場への鉄道アクセスを検討する際、多くの初参加者が陥る大きな落とし穴が存在します。それが「東武日光線・新古河駅」と「JR宇都宮線・古河駅」のルート選択です。
地図上を見ると、東武線の新古河駅(埼玉県加須市)は会場まで徒歩約5〜10分という圧倒的な近さを誇ります。一方、JRの古河駅(茨城県古河市)からは徒歩約20〜25分を要します。この事実だけを見て「新古河駅のほうが絶対に楽だ」と判断するのは非常に危険です。
新古河駅は平時の乗降客数が少ない郊外駅であり、駅前ロータリーのキャパシティや改札口のゲート数が極めて限られています。花火終了後の20:45〜22:00にかけて、最短距離にある新古河駅へ数万人の群衆が一斉に押し寄せる結果、駅前堤防から改札に入るまで最大90分以上の入場規制が発生します。真夏の熱気がこもる夜道で立ち往生する過酷さは想像を絶します。
一方、JR古河駅は徒歩20分以上かかるものの、道幅が広く、駅構内の処理能力や電車の運行両数(10両〜15両編成)が格段に大きいため、駅構内での滞留時間は新古河駅に比べてはるかに短くて済みます。行きは新古河駅を利用して体力を温存し、帰りはあらかじめJR古河駅側へ歩く、あるいは最初からJRルートに絞り込むことが、スマートな退場を果たすための決定打となります。
また、お車での来場を考えている方は、古河市花火大会の交通規制と駐車場問題を厳重に警戒しなければなりません。15:00以降、会場周辺の堤防道路および主要幹線道路は歩行者専用道路へと切り替わります。古河公方公園や三和庁舎などの臨時駐車場が用意されるものの、14:00〜15:00の段階で主要駐車場はほぼ満車となります。終了後の出庫渋滞は国道4号線や新三国橋を中心に深夜近くまで続くため、原則として公共交通機関の利用を強く推奨します。