現在、無期懲役囚を取り巻く問題の中で最も深刻化しているのが、刑務所内の「高齢化」とそれに伴う医療・介護の危機である。服役期間の長期化に伴い、80代、90代の受刑者が急増しており、認知症の発症や身体機能の低下が日常茶飯事となっている。刑務官が受刑者のオムツ交換や食事の介助を行うケースも珍しくなく、本来の警備・保安業務を超えた介護現場のような負荷が現場に重くのしかかる。
最期まで仮釈放が認められず、刑務所の病床で息を引き取る受刑者の増加は、施設側の医療費増大や人手不足といった構造的課題を突きつけている。命の終え方をどのように看取るのかという問題は、刑罰の執行という枠組みを超え、社会全体の福祉や倫理のあり方に直接問いを投げかけている。私たちが普段目にするニュースの裏側で、壁の向こうの静粛な空間は今、大きな変容の時を迎えている。 (出典: 無期 懲役 生活(Yahoo!ニュース))
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