自民党総裁がなぜこれほど絶大な力を持つのか。その源泉は党則に明記された強力な総裁の権限と役割にあります。
自民党総裁は、党の基本方針の策定や党務の統理だけでなく、幹事長・政調会長・総務会長といった「党四役」をはじめとする主要幹部の人事権を握っています。さらに選挙時における公認候補の決定権(公認権)と、政党交付金・資金の配分権を一手に担うため、所属国会議員に対して強烈な求心力を発揮します。
気になる総裁の任期は、自民党則において「1期3年・連続3期(最長9年)まで」と規定されています。かつては2期4年や2期6年など時代とともにルール改正が重ねられてきましたが、長期政権の安定と権力集中への抑止力のバランスをとる形で現在の制度設計に落ち着いています。