家庭での海鮮料理レシピ人気が高まる一方で、消費者が直面するリアルな障壁や本音も浮かび上がっています。SNSや口コミサイト、コミュニティ掲示板で交わされている魚料理の評判と口コミを調査・分析しました。
「美味しい魚を家で食べたいが、グリル掃除が億劫で敬遠してしまう」「子どもが小骨を嫌がるため、どうしても肉料理中心の献立になってしまう」といった調理の手間に関する声が全体の約6割を占めています。一方で、「下処理の段階で塩を振ってペーパーで水気を取る習慣をつけてから、子どもの魚嫌いが完全に治った」「フライパン用の焼き魚専用シートを使ってから週3回は魚を焼くようになった」という劇的な変化を報告する声も多数見受けられます。
築地・豊洲で40年以上のキャリアを持つ仲卸関係者は、取材に対して次のように現場の所感を語っています。
「スーパーで買ってきた魚でも、パックから出してすぐにそのまま焼くのと、酒でサッと表面を洗って水気を拭き取ってから焼くのとでは、別物の魚になる。ほんの1分の手間で、1パック300円の切り身が1,000円の料理に化けるのが海の魚の面白さだ」