パークサイドダイナーの代名詞といえば、美しい焼き色のパークサイドダイナーのパンケーキ(インペリアルパンケーキ)です。専用の特厚銅板で一枚ずつ寸分の狂いもなく焼き上げられるその姿は、皿の上に黄金の円盤が3枚重なった工芸品の趣すら漂わせます。ナイフを入れると外側は軽やかな張りがあり、内側はしっとりとキメが細かく、口に運ぶと発酵バターの豊かな香味が広がります。添えられたホイップバターとカナダ産メイプルシロップの調和は、甘さを主張しすぎず、最後まで重たさを感じさせません。
また、食事利用で外せないのがパークサイドダイナーのカレーです。帝国ホテル第8代料理長・石渡文治郎が考案したとされる歴史あるレシピを受け継ぐ「帝国ホテル伝統の野菜カレー」や「ビーフカレー」は、長時間かけて丹念に煮込まれたブイヨンのコクと、後から追いかけてくる繊細なスパイスの刺激が特徴的。別添えのルーポットで提供される優雅なスタイルは、ダイナーでありながら本格洋食の真髄を今に伝えています。