「守りたい」という感情は、特定の性別だけに芽生える特殊なものではない。最新の恋愛心理学における知見によれば、人間は他者の「弱さの開示」に触れたとき、脳の報酬系が強く活性化することが分かっている。かつては男性特有の保護本能と考えられがちだったこの欲求だが、男女を問わず共通して強く作用することが明らかになってきた。
男性が惹かれるのは、普段は強がっている女性が見せる一瞬の涙や不器用さだ。一方で女性もまた、頼もしいパートナーがふと覗かせる挫折や孤独、疲弊した背中に激しい慈愛を感じる。男女ともに共通しているのは、完璧な存在よりも「自分が介入することで補える隙」を持つ相手に強烈な魅力を覚えるという点だ。