お賽銭といえば「ご縁(5円)」にちなんだ語呂合わせが真っ先に思い浮かぶ。5円(ご縁)、11円(いい縁)、25円(二重にご縁)、45円(終始ご縁)など、吉数とされる組み合わせは開運・風水の視点からも古くから親しまれてきた。学問の神様である菅原道真を祀る天満宮や、泰平の世を築いた徳川家康ゆかりの東照宮を訪れる際にも、こうした良縁の語呂に合わせて小銭を用意する光景は定番だ。
しかし、良かれと思って納めた金額が実は避けるべき「NGな金額」になっているケースもある。代表的な例が10円硬貨で、「遠縁(縁が遠のく)」を連想させると忌避されることがある。また、500円玉は「これ以上の(500円を超える)ご縁がない」という解釈が存在する。さらに40円(死縁)や、意図せず不吉な語呂になってしまう組み合わせなど、参拝時の落とし穴には注意が必要だ。