前田亜季のキャリアは、1992年にわずか7歳でタカラのCMに出演したことから始まりました。1990年代半ばには『あっぱれさんま大先生』へのレギュラー出演や映画『学校の怪談2』『学校の怪談3』への出演で大ブレイク。姉の前田愛とともに「前田姉妹」として写真集やCDをリリースし、社会現象となった「チャイドルブーム」の中心人物となりました。
彼女の女優人生における最大の転機となったのが、2000年公開の深作欣二監督による伝説的映画『バトル・ロワイアル』におけるヒロイン・中川典子役です。過酷なデスゲームの中で純真さと芯の強さを失わない少女を熱演し、第24回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。名実ともに日本を代表する若手実力派としての評価を決定づけました。
多忙を極める中でも学業を疎かにせず、桜美林高等学校から法政大学国際文化学部へ進学。大学在学中にはアメリカ留学も経験するなど、教養と国際感覚を深めました。子役特有の「燃え尽き症候群」に陥ることなく、自らの意志で知性を磨いた経験が、現在の息の長い演技活動を力強く支えています。