90年代ビジュアル系の黄金期と真相!伝説の名曲から現在の姿まで徹底解剖

90年代ビジュアル系の黄金期と真相!伝説の名曲から現在の姿まで徹底解剖

90年代ビジュアル系の黄金期と真相!伝説の名曲から現在の姿まで徹底解剖にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

当時のライブハウス現場やファンの熱気は、現代のデジタルな推し活とは全く異なる密度を持っていました。インターネット普及前夜の1990年代、情報源は雑誌の文通コーナーやライブハウスで配られるフライヤー、街頭の手売りテープでした。

当時の現場を知るファンの証言やコミュニティの記録からは、以下のような独自の文化と実態が浮かび上がります:

  • 過酷な「チケ発」と電話予約:人気公演のチケット発売日には、公衆電話に十円玉を積み上げてプッシュボタンを連打する「チケ発」が繰り広げられた。
  • 厳格なライブ作法とバンギャル文化:最前列の仕切り、ヘドバン、折りたたみ、逆ダイ(逆ダイブ)、手扇子、咲きといった独自のライブマナーが自然発生的に形成された。
  • 自主制作デモテープのプレミア化:ライブ会場限定で数百本のみ配布されたカセットテープに数万円のプレミアが付き、音源トレード文化が発展した。

一方で、「敷居の高さ」や「ファンコミュニティ内のヒエラルキー」が新規ファンの参入障壁となっていた側面も否定できません。しかし、この濃密なコミュニティ意識こそが、現在に至るまでV系カルチャーを支え続ける強固な土壌となったことは確かです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。