今回のプロジェクトが国際的な注目を浴びる最大の要因は、日米の映画史を背負う巨大スタジオのタッグにある。日本側で企画の根幹を支えるのは、1961年の不朽の名作『黒のギャング』をはじめ数々の不滅のアクション金字塔を世に送り出してきた東映株式会社だ。昭和の日本映画が培った泥臭くも鋭利なノワール精神が、現代の制作環境で鮮やかに蘇る。
一方、グローバル配給とメガバジェットの出資を担当するのはハリウッドの巨人ワーナー・ブラザースである。東映株式会社が誇る独自のアクション美学と、ワーナー・ブラザースの圧倒的な世界展開力が合体することで、かつてないスケールの国際クライムピクチャーが誕生しようとしている。これは日米合作映画の歴史における画期的な出来事と言えるだろう。