来場者の最大の関心事である大阪万博 日本館の展示内容は、過去・現在・未来の3つのゾーンで構成され、日本の科学技術と文化的精神の融合を五感で体感できる動線設計となっています。
その中でも最大の万博日本館の見どころとして連日長蛇の列を作っているのが、本邦初公開となる「火星の石」です。1970年の大阪万博でアメリカ館に展示され、社会現象を巻き起こした「月の石」から半世紀以上を経て、今大会のホスト国が満を持して披露したこの隕石標本は、日本の南極観測隊が極寒の氷原で発見した学術的にも極めて貴重な一次資料です。専用の気密ガラスケース内に浮かび上がるその黒褐色の岩肌は、宇宙の神秘と地球外生命へのロマンを強烈に物語っています。
さらに展示エリアでは、以下の革新的な体験が展開されています。
- 循環テクノロジーの生きた展示:家庭ゴミや産業廃棄物を微生物の力でエネルギーや新素材へ変える次世代バイオリファイナリーの実物プラント。
- 伝統工芸×先端デジタルの没入空間:西陣織や漆塗りなどの伝統技法と、超高精細プロジェクションマッピングが連動する幻想的なインスタレーション。
- いのちの対話エリア:生成AIと対話しながら、自分自身のバイオデータをもとに未来のライフスタイルをシミュレーションする参加型展示。
展示ゾーンを抜けた先にある吹き抜けの光庭では、来場者が「自らのいのちのあり方」を静かに内省できる空間が用意されており、エンターテインメント性だけでなく深い余韻を残す構成が特徴です。