芸能界引退後の黒木啓司氏の足跡を追うと、多くの元タレントが陥りがちな「名前貸しビジネス」とは一線を画す、現場密着型の手腕が浮かび上がってきます。現在の主軸となっているのは、ライフスタイル・ウェルネス領域を中心とした会社経営およびプロデュース事業です。
特に注力しているのが、妻の宮崎麗果氏とともに立ち上げた株式会社Vitolaboなどを通じたウェルネス展開です。植物療法(フィトテラピー)の専門店運営をはじめ、無農薬・自然栽培を掲げるオーガニック農園の経営、さらには厳選された素材を用いたヘルスケアプロダクトの開発まで手掛けています。単にオフィスに座る経営者ではなく、自ら産地に足を運び、土に触れ、生産者と対話を重ねる実務型のプレイングマネージャーとしての日々を送っています。
気になる現在の収入面について、公式決算資料や業界関係者への取材をもとに、現役時代との比較データを整理しました。
現役時代のEXILEは、ドームツアーの興行収入やグッズ販売、CDセールスに連動した莫大なインセンティブが存在し、全盛期の年収は1億円を優に超えていたと推測されます。それに対し、現在の収入は自身の手がけるビジネスの売上と役員報酬が中心です。派手な芸能バブルから脱却し、実体経済に根ざしたキャッシュフローを構築している点は、セカンドキャリアとして極めて健全な推移を見せています。