世間一般で最も広く混同されているのが、梅宮アンナと俳優・高橋克典の関係です。テレビのバラエティ番組やネット記事の見出しで「高橋克典と梅宮辰夫はいとこ」「アンナといとこ同士」と大雑把に紹介されるケースが散見されますが、これは民法上の定義から見ても明確な誤認です。
血縁の正確なルートをたどると、鍵を握るのは高橋克典さんの実母・好子さんの存在です。声楽家として知られた好子さんと梅宮辰夫さんが「いとこ(従兄妹)」同士という関係にあります。したがって、世代関係を正しく整理すると以下のようになります。
- 梅宮辰夫さんと高橋克典さん:「いとこ半(従伯父・従甥の関係)」
- 梅宮アンナさんと高橋克典さん:親同士がいとこであるため「はとこ(再従兄弟・又従兄弟)」
高橋克典さん自身、梅宮辰夫さんを芸能界の大先輩として深く敬愛しており、辰夫さんもまた高橋さんがデビューした際には親身に相談に乗り、代表作『特命係長 只野仁』での共演へとつながりました。辰夫さんが逝去した際、高橋克典さんは自身のブログや追悼取材で「いつも温かく見守ってくれた、偉大な存在だった」と涙ながらに語っています。法的には「はとこ」という一歩置いた関係でありながら、交わされた情愛の深さは実の叔父と甥、あるいは実のいとこ以上の濃密さを持っていました。