シネコンではなかなかお目にかかれない尖った洋画インディペンデント作品や、新進気鋭の邦画作品。それらを最高の状態でスクリーンにかける姿勢こそ、シネ・リーブル梅田が長年信頼される最大の理由だ。4つのスクリーンを備える館内は、作品ごとの世界観にじっくり浸れる落ち着いた音響と空間設計が施されている。
特に注視すべきは、単なる上映館にとどまらないキュレーションの妙だ。世界三大映画祭で話題を呼んだものの国内大規模公開が見送られた作品や、新世代の監督による短編映画特集など、配給と劇場の双方に強いパイプを持つテアトル系列ならではの企画力が際立つ。観客は「ここへ来れば何か新しい発見がある」という確信を持ってチケットを買い求めるのだ。