ネット上の情報やSNSでは「針金を自分で曲げて鋭利にすると引っ掛けやすい」「新聞紙でも簡単に代用できる」といったアドバイスが散見されますが、現場運用においては大きなリスクを孕んでいます。
第一の誤解は、「フックは鋭い方が良い」という思い込みです。先述の通り、鋭角すぎるフックはゴムを拾いやすい反面、風船のゴム膜を傷つけて水中で破裂させる原因になります。水ヨーヨーは水圧でゴムが限界まで引き伸ばされているため、針先が軽く触れただけでパンと弾け、周囲の子どもの目や服を濡らすトラブルに発展します。針先は必ず指で触れても痛くない程度の「丸み」を持たせなければなりません。
第二の盲点は、「新聞紙のこより代用」です。新聞紙はインクが水に溶け出してプールを黒く濁らせるだけでなく、繊維が硬すぎて綺麗に撚ることが困難です。結果として持ち手が極端に太くなり、風情が損なわれるだけでなく操作性も著しく低下します。代用素材として最も優れているのは、繊維が均一で吸水しても適度な粘りを保つ「障子紙」または「書道用の半紙」です。