駅前から伸びるエリアには、すでに巨大なタワーマンションがそびえ立ち、その低層階にはモダンな商業スペースがオープンしている。ガラス張りの真新しい店舗には、大手チェーンのカフェやドラッグストアが並び、かつての「闇市」をルーツに持つ雑多な商店街の雰囲気とは対極の、洗練された空間が広がる。
ここに移り住んできた新しい住民層と、昔からの地元住民との融合も進みつつある。タワマンの足元でベビーカーを押す若いファミリー層と、昔ながらの八百屋で値切り交渉をする高齢者が交差する光景は、現在のこの街を象徴する独特なコントラストだ。新しい便利さと、古い温もりの同居。これが2026年の大山が提示する新しい日常だ。