抜け穴のすぐ隣に堂々と鎮座しているのが、陣中指揮を執る姿を模した「真田幸村公銅像」です。昭和62年(1987年)に建立されたこの銅像は、信州・上田城の旧陣地から運ばれた銘石「信濃石」を台座に使用しており、幸村が故郷から大坂の地へ馳せ参じた覚悟を象徴しています。
銅像の幸村は、陣羽織をまとい軍配を手に前方を鋭く見据えています。その視線の先にあるのは、かつて徳川の大軍陣地が広がっていた南方の茶臼山方面です。激闘の最前線に立っていた武将の緊迫感を肌で体感できるフォトスポットとして、多くの参拝者が足を止めています。
境内は春には見事な桜が咲き誇る名所としても親しまれており、朱色の鳥居と戦国武将のコントラストが四季折々の美しさを描き出します。