物語のクライマックスにおいて、舞台はシエルの肉体と魂の所有権を巡る「死の島」へと移ります。シエルの身体にはアロイスの魂が宿り、さらに悪魔ハンナ・アナフェローズが契約を結ぶという混沌とした状況の中、セバスチャンとクロードによる悪魔同士の最終決闘の火蓋が切られました。
悪魔を完全に殺害できる唯一の武器である魔剣レーヴァテインを手にした両者は、人知を超えた速度と破壊力で激突します。地形を削り取るほどの激闘の末、セバスチャンが放った決定打がクロードの急所を貫きました。
クロードの直接的な死亡理由は、魔剣による肉体と核の完全破壊です。息絶える間際、クロードは自らが利用し捨て去ったはずのアロイスが仕組んだ「シエルを悪魔として転生させ、誰もその魂を喰らえないようにする」という罠に気付きます。
最期に彼は、「アロイス・トランシー……貴方の魂が、この執事たちを狂わせたのだな」という言葉を遺して海へと沈み、消滅しました。見下していたはずの人間の執念に足をすくわれ、最期の瞬間に主の価値を悟るという、皮肉に満ちた結末でした。